青々とした生野菜を食べるのがおいしい季節。夏バテ防止のためにもたっぷり野菜を摂取したいところですよね。そんな今の時期にたくさん食べたいサラダですが、サラダのトッピングに使いたい、肌も喜ぶ食材を4つご紹介したいと思います。
■1:エクストラバージンオイル
オリーブオイルの中でも、精製や溶剤抽出を行わず、オリーブの実を絞ったものをろ過しただけで作られているのが、エキストラオリーブオイル。そんなエクストラバージンオイルは約8割が抗酸化に効果がある『オレイン酸』だからこそ、サラダを食べる時はドレッシングの代わりに塩とエクストラバージンオイルをささっとかけて食べるのがおすすめです。
オリーブオイルにはポリフェノールも含まれており、脂肪を燃焼してくれる効果も期待できるため、油の代わりに砂糖がたっぷりと使われている「ノンオイルドレッシング」よりも実はヘルシー。
■2:くるみ
米国スクラントン大学の化学教授ジョー・ヴィンソン博士の研究によると、くるみの抗酸化値はナッツ類の中でも最も高く、その抗酸化物質の含有量はなんと、アーモンドやピスタチオの倍近いものなのだとか。さらに生のくるみをローストすることで69.3umol/gのポリフェノールは、倍近くにも跳ね上がります。ローストしたくるみはほうれん草やルッコラ、クレソンなどとも相性抜群だからこそ、仕上げに香ばしいくるみをパラパラとふりかけたいですね。
■3:クコの実
杏仁豆腐など中華系のデザートにトッピングされているイメージのあるクコですが、実はサラダに使ってもおいしく食べられます。その上、クコは食物の抗酸化能力を測定する単位である「ORACスコア」において、抗酸化力が高いとされているベリー類の約10倍の数値である25,300というスコアを出しています。
人参やツナ、レンズ豆といった食材と抗相性なので、デリっぽいおしゃれなサラダを作りたい時にはささっとトッピングしたいところ。
■4:ガーリック
サラダの風味にメリハリをつけたい時の救世主、ガーリック。にんにくに含まれている『アリシン』と『ビタミンB1』には、疲労を回復させる効果があり、ちょっぴりバテ気味で食欲が無い時の大きな味方。更にアリシンは、熱を加えることで『スコルジニン』という成分に変化し、冷えを改善してくれることから、クーラーによる冷えが気になる時などは、フライしたスライスガーリックを使うのもおすすめです。
おしゃれでおいしいサラダになる上に、お肌も喜ぶ食材たち。ホームパーティーやカレへの手料理でも目を引くこと請け合い。ぜひいつものサラダの仕上げにトッピングしてみて下さいね。
(前田紀至子)
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